■<東証>618円安 米リーマン破綻で世界同時株安
米証券大手リーマン・ブラザーズの経営破綻(はたん)をきっかけに、日米欧や新興市場の株価が急落している。連休明け16日の東京株式市場の日経平均株価午前の終値は、前日終値比618円67銭安の1万1596円09銭と、取引時間中としては3月17日の年初来安値(1万1691円00銭)を更新した。週明け15日のニューヨーク市場のダウ工業株30種平均の終値も、前週末終値比504.48ドル安の1万0917.51ドルまで下落し、06年7月以来、約2年2カ月ぶりの安値。下落幅は米同時多発テロ直後の01年9月17日以来の大きさとなった。
リーマン破綻で信用不安が増したことから、金融関連株が軒並み大幅安となった。連休明け16日の中国株式市場も売りが先行。上海総合株価指数は午前10時半(日本時間同11時半)現在、前週末比4.29%安の1990.38と、06年11月以来1年10カ月ぶりに2000の大台を下回った。
週明け15日のニューヨーク市場では、資本不足への懸念が強まっている米保険大手AIGが同7・38ドル安の4.76ドルと約61%下落した。リーマンの株価は同3.44ドル(94%)安の0.21ドル(約22円)まで下げた。欧州やロシア、中南米市場などの株も下落した。
一方、米金融不安からドル売りが膨らんだことから、16日の東京外国為替市場の円相場は一時、1ドル=104円台前半に急伸した。7月16日以来、2カ月ぶりの円高・ドル安水準。午前11時時点は、前週末午後5時比3円26銭円高・ドル安の1ドル=104円24〜26銭。金融危機が欧州にも波及するとの懸念から、円は対ユーロでも買われ、午前11時時点は前週末比2円69銭円高・ユーロ安の1ユーロ=148円58〜63銭。
また、16日の東京株式市場で、リーマンが大株主になっている企業の株価が相次いで値幅制限の下限(ストップ安)まで売り込まれた。不動産関連会社のダヴィンチ・ホールディングスは、一時、ストップ安となる前週末終値比4000円安の4万2550円まで値下がり。リーマンが発行する社債を多額に保有していると報じられたみずほフィナンシャルグループ(FG)やあおぞら銀行の株価も大幅に下落。みずほFGは一時、ストップ安となる同5万円安の41万8000円をつけた。
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